コットンふとんの特徴

綿(コットン)は古くから日本人に親しまれてきた素材です。
綿の繊維はネジレをもち、それが弾力性と繊維績層によって保温性を高めています。

綿(コットン)ふとんの特徴

綿(コットン)ふとんは、吸湿性・保温に優れ、復元力に富んでいます。
コットンは繊維が中空の構造となっており、しかも1本1本の繊維が天然のよじれをもち、適度な硬さと弾力性を作り出しています。

中空で天然のよじれを持っているため、日干しをすことにより吸収した湿気を放湿すると共に、あらゆ繊維の中で最も優れた『かさ回復力』を持っています。

寝ている間にでる湿気を自然の力で布団から放出するのです。また硬くもな柔らかくもなく、寝返りをうちやすい適当な硬さとクッション性をコットンは持っています。

また、コットンは肌ざわりのよさに優れています。赤ちゃんやアレルギー体質の方も、綿は刺激することが少ないです。静電気を起こしにくく不快感を与えることが少ない自然の素材です。

綿(コットン)ふとんの種類

用途別に分けると、掛けふとん、敷きふとん、座ぶとん、こたつふとんなどがあります。
掛けふとんの中には、通常の掛けふとんと、肌掛けふとん、夏掛けふとんがあります。
また、敷きふとんでは通常の敷きふとんに加えて、ポリエステルの固わたを中芯に使ったものなども開発されています。
さらに、掛けふとん、敷きふとんともにポリエステルとミックスしたものがあります。

綿(コットン)ふとんの日常のお手入れ

綿(コットン)ふとんは、天気の良い日には、午前10時~午後3時位の間に片面を2時間くらい日に干してください。
吸収した湿気を放出して、ふっくらとよみがえり、弾力性、保温性をとりもどします。
また、ふとんのカバーはこまめに洗濯をしてください。

綿(コットン)ふとんを長期間収納する場合

長い間保管する場合は、日に干してから通気性の良い押入れの上段に保管してください。
長期間保管しますと臭い等がこもる場合がありますので、再びお使いになるときは日に干してからお使いください。ふっくらとよみがえります。
また、保管中でも時々日干しをして乾燥させると良いでしょう。

綿(コットン)ふとんは地球に優しい

コットンは、自然の中で生産と還元を繰り返す植物繊維です。
地球上の綿畑で1年間に、18億トンの二酸化炭素を吸収し、13億トンのきれいな酸素を生み出し、大気の浄化作用を行い、地球を守る一翼を担っています。

また、コットンはリサイクルにも最適な繊維です。